データ作成ガイド
完全データでのご入稿をお願いします
弊社では、お客様より「完全データ」をご入稿いただき、そのままのデータで印刷工程へ進めさせていただいております。「完全データ」とは印刷に障害等不備の無いものを言います。
ご入稿後に不備が見つかりますと、お客様による修正・再入稿が必要になり、ご希望の納期にお届けできなくなることがございます。
本ガイドをご利用いただき、データのご確認を頂くことをお願いいたします。
出力見本もお送りください
ご入稿いただいたデータは、必ずデータチェックを行ってから印刷に進めております。その際、いただいたデータが印刷ご希望のデータに相違ないか、出力見本と照らし合わせての確認も行います。(細部までのチェックや校正は行っておりません。予めご了承ください。)
完成データのスクリーンショット・JPEG・プリントアウト等を、出力見本として、FAXやメールまたはご入稿データと一緒にお送りください。
<スクリーンショットの操作方法>
Officeデータの場合
1. 印刷プレビューを選択した後、「Alt」+「Print」キーを同時に押し、プリントスキャンを取ります。
2. Win付属に入っている「ペイント」または画像ソフトにペースト(「CTRL」+「V」キー)し、保存します
Illustratorデータの場合
1. メニュー内のデータ書き出しの選択で、直接jpg画像を作成することができます。
PDF入稿のご注意
□フォントはすべて埋め込んでください。
※エクセルやパワーポイントでご入稿され、弊社でデータ変換した際、Meiryo UIのフォントが「文字(特にひらがな)が消える」「アウトライン化される」「別の文字列のテキストと重なる」などの不具合が生じたことがございます。PDFのでご入稿をおすすめいたします。
□注釈で作成された文章・写真は印刷されませんので、ご注意ください。
□ご注文のサイズで作成してください。
□1色のものは、グレースケールで作成してください。
□セキュリティの設定は、しないでください。
□IndesignからのPDF書き出しは、データの作成手順を参考に作成してください。
ご入稿データのカラーモードについて
カラーの場合はプロセスカラー(CMYK)、モノクロの場合はグレースケールまたはモノクロ2階調にてデータを作成してください。
上記以外のカラーモードでのご入稿の場合は、当社基準に基づいたプロファイルにて印刷用のカラーモードに自動変換させていただきます。尚、カラーモード変換後の色調補正等は行っておりませんので、適切なカラーモードでのご入稿をおすすめいたします。
※アプリケーションによりカラーモードの選択が出来ない場合がございます。
RGBカラーとCMYKカラー
モニターはRGB(レッド・グリーン・ブルー)で表現されていますが、印刷はCMYK(シアン・マゼンタ・イエロー・ブラック)で表現します。
モニターの方が色の領域が広いので、印刷に置き換えた際に、濁った感じになります。
※弊社のカラーモード変換のシステムは技術更新等により、予告無しに変更いたします。再版等、同じデータでの印刷であっても同じ色が再現されない場合がございます。
※データ上で特色を使用している場合は、プロセスカラーへの変更をお願いします。特色のままのご入稿の場合は、弊社システムにてカラーモードを自動変換いたします。色見本等に合わせての色調整等はいたしておりません。
塗り足しと文字切れについて
印刷後に仕上がり線にそって断裁する際に生じるズレにより、「紙端に白が出てしまう」「紙端の文字が切れてしまう」などの現象が起きてしまいます。
紙端に白を出さないためには、背景色を仕上がりサイズより3mm大きく作成します。これを「塗り足し」と言います。また、文字が切れないようにするためには、仕上がり線よりも3mm以上の余裕があるようにレイアウトしてください。
※ご希望に応じてのデータ修正や制作も承ります。お気軽にご相談ください。
自動オーバープリント(スミノセ)設定について
K100%のオブジェクトに対してオーバープリント(スミノセ)処理を出力時にRIP側で設定しております。これにより、紙の伸びなどにより発生するかすかな白い隙間を軽減し、きれいな印刷仕上がりになります。しかし、オーバープリント(スミノセ)処理をすることにより、制作者様の意図せぬ状態になる場合がございます。
※K100%以外のオーバープリントは全て強制的に無視されますので、ご注意ください。
※画像など(ビットマップデータ)は処理されません。また、仕様により処理されない場合もございます。
オーバープリントの効果
カラー印刷はCMYKの4版を重ね合わせて行いますが、ほんの僅かな各版のズレが目立ってしまうことがあります。(図1)
この現象を自動オーバープリント設定をすることで、解消できます。(図2)
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オーバープリントの弊害および解決方法
自動オーバープリントの設定は、データ上でオーバープリントの設定をしていなくても、K100%のオブジェクトに対してオーバプリントをかけるため、下記のような弊害が起こる場合があります。
※これらの解決方法はCMYKモードでのみ行えます。
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リッチブラックについて
より深みのある黒を表現したい場合、K100%だけでなく他のCMYの3色を適量重ねることをお勧めします。
弊社推奨値はK100%・C50%・M40%・Y40%・総量280%(コート紙)、K100%・C30%・M30%・Y30%・総量190%(上質紙)です。これ以上濃くしますと、インキの乾燥が悪くなり裏移りなどのトラブルの原因になります。
※CMYKモードのみで行えます。
失敗例1 印刷時のズレが気になる
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小さな文字、細い線などをリッチブラックにすると
印刷時のズレが気になります。 |
CMYKのインキ総量について
CMYKの塗りの総量が大きくなると裏移りの原因となります。
裏移りとは、重ねた状態の印刷物に断裁歯の圧力が掛かった際、表面のインキが剥がれ、裏面に転写されてしまう現象のことです。
CMYKの総量は、280%以下(上質紙の場合は190%以下)をおすすめします。※CMYKモードのみで行えます。
【ご注意】 マット紙の裏移りにご注意ください
■裏移りとは?
「裏移り」とは、印刷物を重ねた状態で置いた際に、表面のインキが剥がれ、裏面に転写されてしまう現象のことです。マット系の用紙は特質上、インキが剥がれ易く、裏移りが発生する場合がございます。
弊社では、十分に注意して作業しておりますが、用紙の特質上、裏移りを完全にゼロにすることは出来ないというのが現状です。
■対策としまして
『紙端に濃い色を配置しない』『CMYKのインキの総量を抑える』など、デザインを工夫することで目立たなくすることが出来ます。マット系の印刷物をお考えの際は、「裏移りは発生するもの」と考えていただきながらデザインしていただければ幸いです。また、PP貼加工を施すことで裏移りを防止することができます。ご相談ください。
定形サイズ一覧表
A1 | 594 × 841mm | B1 | 728 × 1,030mm |
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A2 | 420 × 594mm | B2 | 515 × 728mm |
A3 | 297 × 420mm | B3 | 364 × 515mm |
A4 | 210 × 297mm | B4 | 257 × 364mm |
A5 | 148 × 210mm | B5 | 182 × 257mm |
A6 | 105 × 148mm | B6 | 128 × 182mm |